口臭 胃腸の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
60代女性
最近胃腸の働きも悪く口臭がします、仕事の疲れもあり口内炎や便秘も有ります。
食事は辛いものが好きでお酒を飲む機会も多い方です。
憂鬱な気持ちで、漢方相談をしました。
口臭の原因は、咽頭炎、口内炎、歯槽膿漏、虫歯などが考えられますが、消化器や呼吸器の内臓が関係する事もあります。
胃腸など消化器の調子が悪い事を、中医学(中国医学)では「脾胃不和」と言います。
脾は栄養を全身に運び、特に大事な栄養素を、心と肺に運び,これを「昇」と言います。胃は不要なもの「濁気」を小腸や大腸に運ぶ,「降」という機能があります。
この機能が「脾胃不和」により、降りるはずの「濁気」が上昇して,「口臭」につながると考えます。タイプ的には、「胃熱気逆」で胃に熱が溜まるタイプで、食養生は 熱を作りやすい食事を避けるようにし、漢方薬は 脾胃不和を解消し、熱を冷まし粘膜を保護する、漢方薬や養生茶を勧めしました。
再来され 口臭も消え、胃腸の働きも改善しましたと話されました。
中医学には、口臭も原因に応じたタイプ別に対策があり、
根本的な解決法として、胃腸など内面のケアが大切です。
舌の苔を口臭の原因と 苔を毎日取る人がいますが、苔は健康を映す鏡で
漢方では「舌診」と言う診断法が有ります、さらに健康的な舌はピンク色でうっすら、苔が生えてます。
苔は舌の粘膜を保護する役割があり大切にして下さい。
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